最近、Obsidianをインストールして使い始めました。
まだ使い始めて間もないので、
「Obsidianならこう使うべき」
というような解説記事を書くつもりはありません。
今回は、
なぜ自分がObsidianを使い始めたのか。
今、どんな使い方をしているのか。
そして、この先どうしていきたいのか。
その途中経過を記録しておこうと思います。
きっかけは、ここ数年かなりの時間を使ってきたChatGPTでした。
仕事のこと。
会社のこと。
撮影のこと。
SNS。
note。
業務改善。
新しく考えているサービス。
日々の悩みや失敗まで含めると、本当にいろんなことをChatGPTに話しています。
会話の途中で、
「これは使えそう」
「今の話、結構大事かもしれない」
と思うことも少なくありません。
でも、あるとき改めて考えました。
これだけいろんなことを話してきたのに、自分のパソコンの中にはほとんど残っていない。
もちろんChatGPT側には会話の履歴があります。
検索すれば見つかることもあります。
でも、自分のローカルフォルダーに、
「自分がこれまで考えてきたこと」
として積み上がっているわけではありません。
それが、Obsidianを使い始めた一番大きな理由です。
ChatGPTの中にあるのに、自分の手元にはない

「あの話、どこでしたっけ?」が増えてきた
ChatGPTを長く使っていると、本当にいろんな場所でいろんな話をします。
撮影について話していたはずが、途中から業務改善の話になったり。
会社のサービスについて考えていたら、そこからSNSのネタが出てきたり。
noteの記事について相談していたら、自分の働き方や価値観の話まで広がったり。
会話そのものは、その自由さが面白いです。
ただ、あとから必要になったときに、
「あれ、どこで話したっけ?」
となることが増えてきました。
プロジェクトが分かっても、話題は一貫していない
検索すれば、目的の会話を見つけられることもあります。
どのプロジェクトで話したのか判明することもあります。
でも、そのプロジェクトを最初から読み返してみると、
必ずしも一つのテーマだけを話しているわけではありません。
これはChatGPTが悪いわけではなく、完全に私の話し方の問題です。
思いついたことを、その場でどんどん話しているので、
話題が飛ぶ。
途中で別の話をする。
また元の話に戻る。
ということが普通にあります。
会話としてはそれで困りません。
でも、あとから「資産」として使おうとすると、整理されていない。
検索できることと、整理されていることは別
「検索できるなら、それでいいんちゃう?」
とも思いました。
実際、それでも大丈夫なことは多いです。
ただ、自分の中では、
検索して探しに行くことと、自分の手元に整理されて残っていることは違う
という感覚がありました。
過去の会話を探しに行くのではなく、
自分のフォルダーの中に、
「これは自分が考えたこと」
「これは仕事で使えそう」
「これは記事の材料になる」
という形で残しておきたい。
そこが今回のスタートでした。
Markdownで自分のローカルに残したかった

Obsidianはファイルそのものが残る
Obsidianを選んだ理由の一つが、Markdownです。
Obsidianの中だけでしか使えない特殊な形式ではなく、
普通のMarkdownファイルとして、自分のパソコンに保存できます。
フォルダーを開けば、そこにファイルがある。
コピーもできる。
バックアップもできる。
別のソフトから読むこともできる。
このシンプルさが、かなり気に入りました。
アプリより「自分の手元にある」ことが大事だった
考えてみると、自分が欲しかったのは、
Obsidianというアプリそのものではなかったのかもしれません。
欲しかったのは、
自分が考えてきたことが、自分の手元に残っている状態
でした。
仮に数年後、Obsidianを使わなくなったとしても、
Markdownのファイルそのものは残ります。
そこに安心感があります。
ChatGPTとの相性も良かった
ChatGPTは文章をMarkdown形式で出力するのが得意です。
なので、
ChatGPTで考える。
整理する。
Markdownにする。
Obsidianへ残す。
この流れがとても自然でした。
わざわざ形式を変換したり、特殊なソフトを通したりする必要もありません。
この相性の良さも、使い始めた理由の一つです。
「メモ・ノート・カード」の3段階で考える

Obsidianを使い始めると、次に出てきたのが、
「何をどこに書くん?」
という問題です。
最初から複雑なルールを作ると、たぶん自分は続きません。
なので、今は大きく3つに分けています。
メモ|まずはそのまま残す
最初は「メモ」。
思いついたことを、そのまま残します。
文章になっていなくてもいい。
誤字があってもいい。
結論がなくてもいい。
音声入力でぐちゃぐちゃでもいい。
とにかく、
忘れる前に外へ出す
ことを優先しています。
ノート|一度整理する
次が「ノート」。
メモしたものや、
本、note、YouTubeなどから得た情報を一度整理します。
何を言っていたのか。
自分はどこが気になったのか。
何が使えそうなのか。
まずは理解するための場所です。
カード|最後は自分の言葉にする
そして最後が「カード」。
ここでは、
自分は結局どう考えるのか
を残します。
誰かの言葉をそのまま保存するのではなく、
自分の経験と結びつけて、
自分の言葉にする。
このカードが少しずつ増えていけば、
ブログ。
note。
SNS。
新しいサービス。
お客様への説明。
いろんな場所で使える材料になるのではないかと思っています。
「思考の資産を貯める場所」を作った

今、ChatGPTの中には、
「思考の資産を貯める場所」
というプロジェクトを作っています。
ここでは、あまりジャンルを限定していません。
仕事も、感情も、思いつきも入れる
撮影のこと。
会社のこと。
お金のこと。
うまくいったこと。
失敗したこと。
腹が立ったこと。
ちょっと嬉しかったこと。
新しく思いついたこと。
その日に頭に浮かんだものを、かなり自由に話しています。
きれいな記録を作ることが目的ではありません。
まずは、その日に考えたことを残す。
そこから始めています。
完成した答えだけを残さない
以前は、
何か答えが出たもの。
うまくまとまったもの。
記事にできそうなもの。
そういう完成形だけを残そうとしていました。
でも今は、
考えている途中。
迷っている途中。
失敗している途中。
そういうものも残した方が面白いのではないかと思っています。
あとから見ると、
「このときはこんなことで悩んでたんや」
という記録になるからです。
会社の記録にもなる
cocoro合同会社も、今いろんなことを試しています。
業務改善。
AI。
Web。
SNS。
撮影。
新しいサービス。
全部が完成してから記録するのではなく、
途中から残しておけば、
あとから見たときに会社の成長記録になります。
Obsidianは、自分個人のメモだけではなく、
会社の途中経過を残す場所にもなりそうです。
行動・感情・タスクを分けて残す

「思考の資産を貯める場所」では、
ChatGPTに一つルールをお願いしています。
それが、
行動・感情・タスクを分けて整理すること
です。
感情と事実は、意外と違う
例えば、
「今日は全然仕事が進まなかった」
と感じる日があります。
でも、行動だけを拾ってみると、
- メールを返信した
- 撮影データをバックアップした
- お客様の日程を調整した
- ブログの構成を作った
など、意外といろいろやっていたりします。
感情だけを見ると、
「何もできなかった」
になります。
でも、行動を見ると、
「結構やってるやん」
となる。
この違いは結構面白いです。
逆に、考えただけの日も分かる
反対に、
「今日はかなり頑張った」
と思っていても、
整理してみると、
考えていただけで、具体的な行動には移していないこともあります。
これも、行動と感情を分けると見えてきます。
最後にタスクを分ける
さらに、
次にやること
をタスクとして分けます。
そうすると、一日の記録が、
何を感じたか
何をしたか
次に何をするか
に分かれます。
ただの日記より、自分にはこの形の方が使いやすそうです。
1日1回、Obsidianへ保存する

ここ数日は、この運用を毎日続けています。
その日の終わりに1日分をまとめる
基本は1日1ファイルです。
朝に考えたこと。
昼に起きたこと。
夜に振り返ったこと。
その日の内容を一つにまとめます。
必要なら時間ごとに分けます。
完璧な日記ではありません。
その日の断片を一つのファイルに集めていく感じです。
ChatGPTで整理して、ローカルへ持っていく
自分は文字を最初からきれいに入力するより、
話した方が早いことが多いです。
なのでChatGPTへ音声で話します。
そこから、
言い間違い。
重複。
音声入力の誤変換。
意味のない言葉。
などを整えてもらいます。
自分の中では、これを「正書」と呼んでいます。
最終的にはAI側に保存まで任せたい
その日の記録は、
最終的にはCodexなども使って、
Obsidianで使っているローカルフォルダーへMarkdownとして保存しています。
理想は、
自分は考えたことを話す。
整理と保存はAI側に任せる。
です。
自分が毎回、
ファイルを作る。
名前を付ける。
コピーする。
貼り付ける。
というところまでやっていると、
その作業自体が面倒になって続かなくなる可能性があります。
なので、
ローカルに保存されるところまでを一つの仕組み
として考えています。
過去のChatGPTログも少しずつ回収する

今の記録は日々残せるようになってきました。
次にやっているのが、
過去のChatGPTの回収
です。
一気にはやらない
これまでChatGPTには、本当にかなりの量を話しています。
当然、一気に全部整理するのは大変です。
ChatGPT WorkやCodexを使って長い作業をしていると、
その日の利用量の関係で、
続きは時間を空けてから、
となることもあります。
なので、
全部を一度にやるのはやめました。
1週間単位で遡る
現在は、
1週間分ずつ
過去に遡っています。
今週分。
その前の1週間。
また時間がある日に、その前の1週間。
そんな感じです。
最終的には、ChatGPTを本格的に使い始めた頃まで、
順番に遡っていこうと思っています。
何が出てくるのか、ちょっと楽しみ
これは作業でもありますが、
正直、少し楽しみでもあります。
昔は真剣に悩んでいたのに、
今では完全に忘れていること。
結局やらなかったアイデア。
今の仕事につながったアイデア。
そのときは失敗だと思っていたこと。
考え方が変わったこと。
いろんなものが残っているはずです。
昔の日記を見るのとも少し違います。
ChatGPTとの会話なので、
そのとき自分が何について考えていたのか、
どこまで深掘りしていたのか、
そこまで残っています。
そこから、
今の自分が見ても使えそうなものを拾い、
ノートにして、
さらに価値がありそうならカードにする。
これは、ちょっとした発掘作業です。
ChatGPT・Obsidian・Codexの役割分担

今のところ、自分の中ではこの分け方が一番しっくりきています。
ChatGPTは、考える場所
ChatGPTには自由に話します。
まとまっていなくてもいい。
話が途中で変わってもいい。
思いつきをそのまま投げてもいい。
そこから、
「それってこういうことでは?」
と返してもらうことで、
自分でも気づいていなかったところまで考えが進むことがあります。
Obsidianは、残す場所
考えたことを、そのまま会話の中に流して終わらせない。
必要なものを、
自分のローカルフォルダーに残す。
自分の手元に置く。
それがObsidianの役割です。
Codexは、その間を運ぶ役
そしてCodexには、
ChatGPTで整理したものを、
ファイルとして保存したり、
過去ログをまとめて出力したり、
できるだけ人が手作業しなくても済む部分を任せています。
今の自分の中では、
ChatGPTは考える場所。
Obsidianは残す場所。
Codexは、その間を運ぶ役。
という感じです。
1年後に、本当に資産になっているか

Obsidianを使い始めたからといって、
急に仕事が変わったわけではありません。
まだ始めたばかりです。
フォルダー構成も変わるかもしれません。
Daily Noteの書き方も変わるかもしれません。
カードの作り方も、たぶん変わります。
何でも残せばいいわけではない
毎日の出来事を、
全部価値のある情報に変えようとすると、
今度は整理すること自体が仕事になります。
なので、
何でもカードにするつもりはありません。
Daily Noteに残ったままのものもある。
少し深掘りして終わるものもある。
その中から、
「これはあとでも使えそう」
と思ったものだけカードにする。
そのくらいでいいと思っています。
週に数枚でも、1年たてばかなりの量になる
毎日カードを作らなくても、
週に数枚。
それだけでも1年間続けば、かなりの量になります。
しかも、
ネットで拾った情報ではありません。
自分が仕事をして、
考えて、
失敗して、
試して、
そこから出てきた言葉です。
これなら、
ブログにも使える。
noteにも使える。
SNSにも使える。
会社のサービスにも使える。
お客様への説明にも使える。
「思考の資産」になるのか、今は実験中
今はまだ、
本当にこれが資産になるのか分かりません。
半年後、
全然使っていないかもしれません。
逆に、
「もっと早くやっておけばよかった」
と思っているかもしれません。
でも今のところ、
ChatGPTの中に流れていたものが、
少しずつ自分の手元に戻ってきている。
その感覚は気に入っています。
まとめ|考えたことを、流したままにしない

Obsidianを使い始めた一番の理由は、
新しいノートアプリを使いたかったからではありません。
ChatGPTでこれまで考えてきたことを、
自分の手元に残したかったから
です。
ChatGPTで考える。
必要なものを整理する。
行動・感情・タスクを分ける。
Codexなどを使ってMarkdownとしてローカルへ保存する。
そして、
価値がありそうなものだけ、
自分の言葉でカードにする。
今は、そんな流れを試しています。
さらに、過去にChatGPTで話してきた大量のログも、
一週間ずつ少しずつ遡っています。
何が出てくるのかは、まだ分かりません。
でも、かなりいろんなことを相談してきたはずなので、
正直ちょっと楽しみです。
一年後、
Obsidianのフォルダーを開いたときに、
ただの大量のMarkdownファイルになっているのか。
それとも、
自分の仕事や経験が詰まった「思考の資産」になっているのか。
今はまだ実験の途中です。
これもまた、cocoro合同会社でやっている小さな実験の一つとして、
途中から記録しておこうと思います。
