今日は朝から、ほぼずっとパソコンの前にいました。
と言っても、私一人で黙々と作業していたわけではありません。
画面の片方ではChatGPTと相談しながら考える。
その横ではデスクトップ版のCodexに、実際のファイルやコードを触ってもらう。
私が考えて、ChatGPTと整理して、それをCodexに渡す。
終わるまで待っているのではなく、その間にまた別のことをChatGPTと考える。
最近、このやり方がかなり増えてきました。
「AIを使って仕事をする」というより、
小さな事業所に、急に何人かスタッフが増えたような感覚
に近いかもしれません。
ただし今日は、そのAIスタッフまで途中で力尽きました。
「トークンが足りません」
みたいな感じで止まる。
仕方がないので、しばらく休ませる。
使えるようになったので再開する。
すると、また別の作業をしている途中で止まる。
人間の私は「頭も手も足りん」。
AIはAIで「トークンが足りん」。
なかなかうまくできています。
今日一番大きかった成果は、予約カレンダー

ここ数日ずっと触っていたのが、ココロスタジオの予約状況です。
以前はホームページの予約状況を人間が確認して、必要に応じて書き換えるような運用でした。
でも撮影、編集、問い合わせ、経理、ホームページ。
一人でいろいろやっていると、こういう更新作業は真っ先に後回しになります。
実際、10月になっているのに9月のシルバーウィークの案内が残っていました。
こういう小さな「更新忘れ」が積み重なるのが、一人仕事の怖いところです。
そこでGoogleカレンダーを基準にして、ホームページ側へ予約状況を反映させる仕組みを作りました。
空いていれば「○」。
午後からなら対応できる日は、その可能性が分かる表示。
埋まっていれば「×」。
さらに土日の見え方を調整したり、「今日」がどこなのか一目で分かるようにしたり、スマートフォンのメニューから予約カレンダーへ行けるようにしたり。
カレンダーを見たあと、
「で、七五三のページはどこやったっけ?」
とならないよう、七五三、お宮参り、バースデー・入学、ファミリー撮影などへの導線も追加しました。
細かい改善ばかりです。
でも今日、ちゃんとカレンダーが動いているのを見たときは、
これは一個、仕事を減らせたな
と思いました。
単にホームページがきれいになったのではありません。
今後、自分が予約状況を書き換える回数を減らせる。
こっちの方が大きいです。
「要相談」という言葉一つでも、商売の可能性を狭めていた

作っている途中で、もう一つ気づきました。
以前は午後から空いている日も「△ 要相談」と表示していました。
でも、よく考えると13時30分頃から撮影できる日もあります。
それを「要相談」とだけ書いてしまうと、お客様からすれば、
「この日は無理そうやな」
と見えるかもしれません。
実際には仕事を受けられるのに、自分たちで可能性を狭めていたわけです。
システムを作っていると、こういうものが見えてきます。
業務改善というと「自動化」とか「AI」とか、どうしても技術の話になりがちです。
でも実際には、
今まで何となく使っていた言葉や運用を見直すこと
の方が重要なのかもしれません。
その横では料金ページを全面改修

予約カレンダーだけをやっていたわけではありません。
ココロスタジオの料金ページも以前から気になっていました。
情報は載っている。
SEO上も消す必要はなさそう。
でも、お客様から見ると文字が多く、料金体系も少し分かりにくい。
そこで、
「なくす」のではなく、
ちゃんと役に立つ料金ページへ作り直す
ことにしました。
余白を大きく取って、図やグラフィックも使いながら、今までより視覚的に料金が理解できるページへ。
こちらはCodexにかなり作業を任せています。
ただ、作って終わりではありません。
元ページと料金の齟齬がないか確認していると、
「お宮参りは対象が2名になると48,000円」
といった条件もあります。
見た目をきれいにするだけならAIでもかなりできます。
でも、
「うちの商売では、この場合はいくらになる」
という細かいところは、やっぱり人間が確認しないといけません。
ここはAIに丸投げできないところです。
料金ページについては、まだ完成ではありません。
今日の時点ではやりかけの仕事です。
さらに思いついた。「昔のブログ記事、全部資産にできないか?」

そして、また余計なことを思いつきます。
ココロスタジオには、長年書いてきたブログ記事があります。
これ、WordPressの中に置いたままにしておくのは、もったいないんじゃないか。
過去の記事を全部Markdown形式にして、ローカルにも残しておけば、Obsidianなどでも検索できます。
昔、自分が何を考えていたのか。
どんな撮影をしていたのか。
どんなお客様の悩みに答えていたのか。
全部「思考の資産」として再利用できます。
そこで今日は、
WordPressから公開済みの記事を取得して、
1記事につき1つのMarkdownファイルにして、
タイトル、日付、カテゴリー、タグ、元URLなども一緒に保存する。
最後に全部まとめる。
そんな作業も進め始めました。
ところが、ここでまたAI側の利用上限。
「続きはあとで」
になりました。
朝からAIを働かせすぎたらしい。
AIを使えば、仕事が一つずつ終わると思っていた

少し前まで、私はAIを使えば、
「一つの仕事を速く終わらせられる」
と思っていました。
確かにそれもあります。
でも実際に使い込んでいくと、ちょっと違いました。
一つの作業をAIに渡している間に、別の仕事ができます。
だから、
予約カレンダーを直しながら、
料金ページを考えて、
過去記事の保存方法を考えて、
その途中でホームページの構造について相談する。
人間一人なのに、仕事が並列で動き始めます。
これはすごい。
ただし問題もあります。
仕事が速く終わる以上に、新しい仕事を思いつく。
今日もまさにそれでした。
一つ改善すると、
「じゃあ、ここも直せるやん」
となる。
そこを直すと、
「これも自動化できるんちゃう?」
となる。
そして気づけば、画面の中ではChatGPTとCodexが動き、私はその間を行ったり来たりしている。
頭も手も足りんからAIを使い始めたはずなのに、
AIのおかげで仕事を増やしている気もします。
今日できたこと、できなかったこと

今日一日を振り返ると、全部が完成したわけではありません。
でも、予約カレンダーは実際に動くところまで来ました。
これは成果物として残りました。
ホームページから予約状況を確認しやすくなり、私自身の更新作業も減らせます。
一方、料金ページの全面改修はまだ途中。
WordPressの過去記事をMarkdown化して蓄積する作業も途中。
ほかにも、触り始めたもの、気づいたもの、後回しになったものがあります。
昔の私なら、
「今日は結局、全部終わらんかった」
と思っていたかもしれません。
でも今は少し見方が変わりました。
一日ですべて終わらせる必要はない。
昨日まで人間がやっていた仕事が一つでも仕組みに置き換わったなら、それは残る。
今日の予約カレンダーがまさにそれです。
小さな会社のAI活用は、たぶんこんな泥臭いもの

AI活用という言葉を見ると、
「業務効率30%改善」
「AIで自動化」
「生産性向上」
みたいな、きれいな言葉が並びます。
実際の現場は、そんなにきれいではありません。
「あれ、動かへん」
「ここ違う」
「この料金ちゃう」
「スマホで見たら分かりにくい」
「そういえば、こっちも直したかった」
その繰り返しです。
ChatGPTに相談して、Codexに作業を頼んで、実際の画面を自分で見て、また修正する。
そして今日は、AI側まで利用上限になって休憩。
そんな泥臭いやり方です。
でも、小さな会社の業務改善は、それでいい気がしています。
大きなシステムを何百万円もかけて導入するのではなく、
今日、自分が面倒だと思ったことを一つ見つけて、一つ減らす。
使ってみてダメなら直す。
また明日、もう一つ減らす。
ココロ合同会社でやりたい「小さな会社の『手が回らない』を、仕組みに変える」という仕事も、結局はこういうことなのかもしれません。
まず、自分の会社でやってみる。
失敗する。
直す。
たまにAIまで止まる。
それでも昨日より一つ、仕事が減っていればいい。
今日の研究成果は、
AIは人間の仕事を全部やってくれる魔法ではない。でも、人間一人では同時に動かせなかった仕事を、横で動かしてくれる。
ということ。
ただし、調子に乗って仕事を振りすぎると、
人間より先にAIから、
「今日はもう無理です」
と言われます。
